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こんにちは。化粧品ブランド Kohana(コハナ)の代表責任者である森屋です。
化粧品の成分表などで、よく見かけるグリチルリチン酸2K。
一度は耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか。
しかし、「どんな成分か?」、「どんな効果?」と聞かれたら、少し回答に悩んでしまいますよね。
後は副作用の心配もあるでしょう。
そこで本記事では、グリチルリチン酸2Kの概要から効果、副作用など、一連の情報をまとめました。
グリチルリチン酸2Kとは?
グリチルリチン酸2Kとは、甘草(かんぞう)の根や根茎から抽出したグリチルリチン酸を水に溶けやすくした成分です。別名グリチルリチン酸ジカリウムとも言います。
元となる甘草は、漢方薬の原料として有名で風邪薬にも使われます。
その他、抗炎症や抗アレルギー作用があることから、皮膚用医療薬や育毛剤など、幅広い分野で活躍しています。
肌荒れの救世主!グリチルリチン酸2Kの美容効果
幅広い用途で使われているグリチルリチン酸2Kですが、具体的にどのような効果があるのでしょうか?
本段落では、3つの美容効果に迫っていきます。
抗炎症作用で肌荒れやニキビを予防!
グリチルリチン酸2Kは、抗炎症作用があることで知られています。
抗炎症作用とは、その名の通り炎症を抑える働きのことです。
肌荒れやニキビなど、厄介な肌トラブルは肌の炎症によって引き起こされるものです。
つまり、炎症を予防するということは、肌荒れやニキビの対策に繋がります。
まさに、肌荒れやニキビで悩んでいる人の救世主とも言えるでしょう。
メラニン生成を抑制
グリチルリチン酸2Kは、メラニン生成を抑制する効果があります。
メラニンとは、肌の色や髪の色を構成する色素のことです。
人それぞれ肌の色は異なりますが、これはメラニンの分泌量が関係しています。
こんな感じでメラニンは、本来であれば人間の体に必要不可欠な成分です。
しかし、紫外線を浴びたり肌を擦ったりと、肌にダメージを与えると、メラニンは過剰に分泌されます。
過剰分泌された結果、その部分が濃い色として目立ってしまいます。
そうです、この状態を皆さんもご存知シミや黒ずみです。
話は戻って、グリチルリチン酸2Kにはメラニン生成を抑制する効果があるため、シミや黒ずみの予防にも期待できます。
皮膚への刺激を緩和
肌の弱い人や敏感肌の人は、化粧品を塗布しただけで刺激を感じやすい傾向にあります。
例えば、ピリッとしたりヒリヒリしたりするような感じですね。
しかし、グリチルリチン酸2Kには、皮膚への刺激を緩和する効果があることで知られています。
そのため、化粧品塗布後の刺激に悩まされずに済みます。
同時に敏感肌の方と相性の良い成分であることが分かります。
美容以外にも!グリチルリチン酸2Kがもたらしてくれる効果
グリチルリチン酸2Kは、美容以外にも風邪予防や育毛効果で注目を浴びています。
具体的にまとめましたので、見てまいりましょう。
殺菌作用で体の回復
グリチルリチン酸2Kには、殺菌作用が含まれています。
殺菌作用によって、ウイルスの働きを抑えることができ、体の回復を促します。
元である甘草が漢方として活躍していたため、グリチルリチン酸2Kも風邪薬に用いられることが多いです。
頭皮のトラブル解消
美容効果でも解説しましたが、グリチルリチン酸2Kには抗炎症作用が備わっています。
これは頭皮でも同様の効果を発揮します。
頭皮でもフケやかゆみが悪化すると、肌が炎症しますが、グリチルリチン酸2Kの抗炎症作用が働くことで予防できます。
おかげで頭皮の健康を保てるわけです。
グリチルリチン酸2Kに副作用はある?
グリチルリチン酸2Kは、これまで20年以上使用されてきましたが、大きな副作用は発表されていません。
実際、成分の安全性を示す「医薬部外品原料規格2021」や「日本薬局方外医薬品規格2002」に収載されていることからも、安心できます。
どうしても副作用が心配な人は、事前にパッチテストを行っておくとよいでしょう。
1日40mg以上の摂取はNG?
一般的には安全なグリチルリチン酸2Kですが、1日40mg以上摂取すると、アルドステロン症を発症する可能性があるとされています。
アルドステロン症とは、簡単に言ってしまえば、血圧が上昇したり脱力感が生じたりする病気のことです。
そのため、過剰摂取は控えましょう。
もっとも、化粧品の場合、配合量は少ないので、1日40mgも摂取することは早々にありません。
化粧品で摂取する分には、余ほど大丈夫なのでご安心ください。
一方、風邪薬として摂取する際には、少々気を付けたほうがいいかもしれません。
ただ、過剰摂取したら危険なのは、どの成分にも言えることです。
例えば、コーヒーで有名なカフェインも適度な量であれば、眠気覚ましや集中力がアップするなどのメリットがあります。
しかし、過剰摂取すると、胃痛や冷え症を引き起こしやすくなります。
結局のところ、バランスが大事なことを覚えておく必要があります。
グリチルリチン酸2Kを摂取する方法
概要でも解説した通り、グリチルリチン酸2Kは、甘草から抽出したグリチルリチン酸を加工したものになります。
そのため、食材に含まれているものではなく、化粧品や育毛剤、風邪薬から摂取するのが一般的です。
グリチルリチン酸2Kを配合!Kohana(コハナ) オールインワンジェルクリーム
今回お話したグリチルリチン酸2Kですが、弊社の提供する「Kohana(コハナ) オールインワンジェルクリーム」にも配合されております。
Kohana(コハナ) オールインワンジェルクリームは、高濃度の高級美容成分を35種類も贅沢に配合したオールインワン化粧品です。
グリチルリチン酸2K以外にも、アスコルビルグルコシドやスクワラン、オタネニンジン根エキスなど、肌荒れに有効な成分が多数あります。
グリチルリチン酸2Kとこれらの成分が組み合わさることで、より強力な効果に期待できるでしょう。
その他、保湿成分や抗酸化作用など、美容にメリットのある効果がたくさん含まれています。
詳しくは下記製品ページにまとめていますので、興味のある人は一度ご覧になってみてください。
▶ 製品案内ページ