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こんにちは。化粧品ブランド Kohana(コハナ)の代表責任者である森屋です。
「睡眠は美容に良い」という言葉を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
良質な睡眠は、美容以外にも様々な健康効果をもたらすことで知られています。
しかし、なぜ睡眠が美容に良いと言われるのでしょうか?
そこで本記事では、睡眠と美容の関係性を解説いたします。
良質な睡眠をとる方法、睡眠の質を下げる方法もまとめましたので、ご覧になってください。
睡眠が美容に良いと言われる理由は?
睡眠が美容に良いと言われる理由は、成長ホルモンが関係しています。
成長ホルモンとは、骨や筋肉の成長を促すホルモンのことです。
中学生から高校生にかけて身長が伸びるのも、成長ホルモンが働いているからです。
そんな成長ホルモンですが、他にもターンオーバーの促進や疲労回復を促す役割があります。
私達の肌が綺麗に保てるのは、ターンオーバーがきちんと行われてこそのもの。
そのため、成長ホルモンは子どものみならず、大人からしても重要なホルモンなのです。
成長ホルモンの分泌に大事なメラトニン
成長ホルモンに続いて、睡眠美容の鍵を握るのがメラトニンという成分です。
メラトニンは夜間の睡眠時に多く分泌され、成長ホルモンの分泌を促す役割があります。
また、ビタミン以上の抗酸化力があるため、老化対策にも非常に有効です。
「長時間睡眠=美容に良い」は間違い
ここまでの話を聞いて、「今日から睡眠時間を増やそう」と考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ただ長時間寝れば良いわけではありません。
大事なのは質の良い睡眠をとることです。
というのも、睡眠の質にはレム種類とノンレム睡眠で2種類あります。
レム睡眠とは浅い眠りで、体は休めていても脳が活発に動いている状態です。
例えば、昼寝に近いような感覚で、ちょっとした掛け声や軽く触れるだけで目が覚めるような感じですね。
これに対し、ノンレム睡眠とは深い眠りで、体も脳も休まっている状態です。
そして、ノンレム睡眠をとることが質の良い睡眠をとることに繋がります。
睡眠時は、レム睡眠とノンレム睡眠が4~5回周期で交互に行われますが、大事なのは最初のノンレム睡眠。
なぜなら、最初のノンレム睡眠は、成長ホルモンが一番分泌されるからです。
最初のノンレム睡眠は、眠りに入ってから約1時間で起きると言われています。
そのため、長時間寝るというよりは、最初のノンレム睡眠をしっかりとることが大事なのです。
睡眠で美容効果を手に入れるには?
では、どのようにすれば睡眠で美容効果を得られるのでしょうか?
本段落では、良質な睡眠をとるためのポイントを5つまとめました。
日光が出ている時間帯に運動をする
体が疲れると眠気が起きやすくなるのは、皆さんもご存知かと思います。
ただ、夜の睡眠に活かすには、日光が出ている時間帯に運動することを推奨します。
なぜなら、日光に当たりながら運動することでセロトニンという成分が分泌されるからです。
セロトニンは、夜になるとメラトニンに変化する働きがあります。
ウォーキングや軽いジョギングで構いません。
メラトニン分泌のために、日光が出ている時間に運動しましょう。
起床後に日光を浴びる
起床後、5分から10分程度日光を浴びましょう。
起床した直後に日光を浴びることで、体内時計が活発化し、夜の時間になっても眠気が訪れるよう睡眠の予約スイッチが入ります。
日光を浴びると気持ち的に元気が出ますが、夜の睡眠にも役立つので、積極的に浴びましょう。
入浴は睡眠の2時間前ぐらいがベスト
入浴は、睡眠の2時間前には済ませておきましょう。
なぜなら、深部体温が下がることで眠気が生じやすくなるからです。
深部体温とは体の奥の体温のことで、一度高くすると冷えやすいという特徴があります。
そして、冷えやすくなるのが、入浴してから2時間前後とされています。
ちょうど寝ようとしている時間に眠気が生じ、良質な睡眠をとることに繋がります。
お風呂の温度を38~40℃程度に設定しておく
入浴の際は、38~40℃程度のぬるま湯にしておきましょう。
先ほど話した深部体温を睡眠時に下げるためには、ぬるま湯がちょうど良いとされているからです。
温度が高すぎると、交換神経が興奮して深部体温が下がりにくくなってしまいます。
ただし、寒い時期のぬるま湯は体が冷えて、血行不良に繋がる危険があります。
そのため、秋から冬などの寒い時期は、状況に応じて多少温度を上げても問題ありません。
自分に合った寝具を用意する
自分に合わない寝具を無理に使い続けると、首の痛みや肩こりの原因となります。
これでは、とてもだけど良質な睡眠は望めません。
寝ていて違和感がある場合は、寝具の交換を検討しましょう。
睡眠の質が下がるかも?睡眠前にNGな4つの行動
次に睡眠の質を下げる要因を見てまいりましょう。
今からお話する4つの行動は、睡眠前にはNGなので要注意です。
激しい運動を行う
程よい疲れは、眠気を上げる効果がありますが、激しい運動はその逆です。
激しい運動は交換神経を興奮させてしまい、深部体温が下がりにくくなります。
そのため、夜間時の激しい運動は控えましょう。
何かしらの理由でどうしても激しく動かす場合は、せめて睡眠の2~3時間前には済ませておきましょう。
カフェインやアルコールを摂取する
カフェインやアルコールには眠気覚まし効果があるため、睡眠の質が下がってしまいます。
カフェインやアルコールを飲む場合は、睡眠から3時間前には済ませておきましょう。
スマホやゲームをやる
就寝前、ついついスマホを眺めたりゲームをやったりする人も多いのではないでしょうか。
しかし、スマホやゲームの画面から出るブルーライトには、メラトニンの分泌を抑える効果があります。
これが原因で睡眠の質を低下させてしまいます。
スマホやゲームは、ストレス発散にもなりますが、良質な睡眠のためにも我慢しましょう。
長時間の昼寝
人は眠くなると時間を問わず寝たくなるものですが、中にはつい長時間眠ってしまう人もいるでしょう。
しかし、長時間寝ると当然ながら目が覚めてしまい、夜に眠れなくなります。
どうしても昼寝する場合は、12時から15時の日中帯に済ませておきましょう。
また、長時間寝ると良くないので、睡眠時間は15分~30分程度に済ませておいてください。
まとめ
肌荒れが起きるトラブルは様々ですが、睡眠も例外ではありません。
普段スキンケアをきちんと行っても、睡眠が原因で肌荒れに繋がることがあります。
そうならないためにも、本記事で解説した睡眠と美容の関係性を理解し、今後は良質な睡眠をとるように心がけましょう。