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こんにちは。化粧品ブランド Kohana(コハナ)の代表責任者である森屋です。
化粧品によく含まれている成分の1つに、グリシンが挙げられます。
一度は耳にされたことがある人もいるでしょう。
ただ、「どんな成分か?」と聞かれたら少し頭を悩ませてしまいますよね。
そこで本記事では、グリシンの概要から効果、摂取する方法まで分かりやすくまとめました。
グリシンとはどんな成分?
グリシンとは、たんぱく質を構成することで有名なアミノ酸の一種です。
アミノ酸の中の非必須アミノ酸に当たります。
非必須アミノ酸とは、体内で合成できるアミノ酸のことです。
たんぱく質を構成するアミノ酸には、上述した非必須アミノ酸と必須アミノ酸があります。
必須アミノ酸は、体内で合成できないアミノ酸のことです。
それはさておきグリシンですが、肌に効果があることで知られています。
詳しくは、後ほど解説します。
美容で大人気?肌の救世主「グリシン」の効果とは?
グリシンが肌にもたらす効果は、主に3つあります。
1つずつまとめましたので見てまいりましょう。
NMF(天然保湿因子)の生成を促す
NMF(天然保湿因子)とは、角質細胞内で作られる天然の保湿剤です。
保湿はご存知の人も多いかもしれませんが、肌に潤いを与えバリア機能を持たせる役割を言います。
保湿で肌を強化することで、外部からの刺激を遮断し、肌のトラブルが起きるのを防ぎます。
つまり、スキンケアで不可欠な成分というわけです。
グリシンは、スキンケアに必須ともいえる保湿のサポートを行ってくれます。
※保湿に関しては、下記記事にも詳しくまとめています。よろしければ一度ご覧になってみてください。
▶ 保湿をしないとどうなる?その重要性と正しいやり方を解説します!
血行促進
グリシンは、血行促進の効果があることでも知られています。
血行が悪いと肌に老廃物が溜まってしまい、目の下のクマなど、肌荒れが起きます。
また、冷え症やむくみなどの原因でも有名です。
血行が悪くなるのは、主にターンオーバーの乱れが関係しています。
ターンオーバーとは、約28日の周期で肌が生まれ変わることです。
しかし、悪い生活習慣を送っていたり紫外線を浴びすぎたりすると、肌がダメージを受けてターンオーバーが乱れます。
そこで、ターンオーバーの改善にグリシンが役立つわけです。
※ターンオーバーは下記ページに詳しくまとめていますので、よろしければ一度ご覧になってみてください。
▶ 皮膚の回復をサポート!ターンオーバーの驚くべき効果と早くする方法とは?
老化を防止!抗酸化物質グルタチオンの材料
グリシンは、抗酸化物質の1つに当たるグルタチオンの材料の1つです。
抗酸化物質は、老化の元となる活性酸素を除去する役割を持っています。
つまり、老化防止に必須というわけです。
グリシンは保湿だけではなく、若々しさをキープする上でも活躍してくれます。
肌以外にも?グリシンがもたらす効果
肌に様々な恩恵をもたらしてくれるグリシンですが、実は肌以外にも効果があります。
本段落では、肌以外にもたらす3つの効果をまとめました。
睡眠の質の向上
グリシンには、深部体温を下げる効果があります。
深部体温とは、体の中心部の温度のことで睡眠の質にも大きく関係しています。
なぜなら、人は深部体温が下がることで眠りに付くとされているからです。
そのため、グリシンを摂取して深部体温を下げれば、ぐっすりと眠れるでしょう。
良質な睡眠は肌の調子を整えますので、結果的に美容効果ももたらしてくれます。
※深部体温の低下参照元※:AJINOMOTO
静菌作用
グリシンには、静菌作用が含まれています。
静菌作用とは、菌の増殖を抑えることです。
主に色々な食品で使われており、食中毒などの対策で重宝されます。
統合失調性(陰性症状)の減少に期待
グリシンは、統合失調性の陰性症状を減少させることでも期待されています。
実際、統合失調性の患者にグリシンを投与したところ、陰性症状が減少したという結果が出ました。
資料元:National library of medicine
まだ不明確な部分はありますが、もっと研究が進めば、統合失調性の改善に大きな希望を持てるでしょう。
グリシンを摂取する方法は?苦手な人でも大丈夫!
グリシンは、化粧品や食料から摂取するのが一般的です。
食料ですと、以下の物に多く含まれています。
・豚ひき肉
・エビ
・ホタテ
・イカ
・カニ
・ウニ
・カジキマグロ
特に魚介類に多く含まれているので、グリシンを取り入れたい人は、魚介類を意識した献立を考えてはいかがでしょうか。
魚介類が苦手な人は、サプリメントから摂取するのもよいでしょう。
また、余談ですがエビやウニなどから感じられる甘みは、グリシンの持つ甘み成分によるものです。
グリシンと一緒に摂取したい成分10選!
最初のほうで「グリシンは非必須アミノ酸の1種」と解説しましたが、非必須アミノ酸を形成する成分は他にも10種類あります。
以下、グリシンを除く非必須アミノ酸の合成に必要な成分です。
アスパラギン:アスパラガス、牛肉、鶏肉、卵、豆類、乳製品、魚介類
アスパラギン酸:アスパラガス、アボカド、かつお、まぐろ、鶏肉、豚肉
アラニン:豚肉ゼラチン、豚レバー、鶏レバー、鶏の胸肉、いわしの丸干し、かつお
アルギニン:大豆、卵、マグロ、うなぎ、ニンニク、牛肉
グルタミン:大豆、卵、小麦粉、チーズ、肉類、魚介類
グルタミン酸:味噌、醤油、昆布、野菜、チーズ
システイン:肉類(主にレバー)、魚介類、卵、ニンニク、たまねぎ、ブロッコリー、芽キャベツ
セリン:大豆、大豆から加工された食品、豆類
チロシン:チーズ、納豆、乳製品、バナナ、たらこ、アボカド、ちりめんじゃこ
プロリン:豚肉ゼラチン、小麦粉、大豆、きな粉、かつお
いずれも体に健康的な成分なので、グリシンとセットで摂取してみてはいかがでしょうか?
グリシンを配合!「Kohana(コハナ) オールインワンジェルクリーム」
グリシンは肌だけではなく、睡眠の質の向上や静菌作用など、色々な効果が揃っています。
エビやホタテ、豚ひき肉など、身近なものに含まれているので、摂取しやすいのもポイントです。
そのため、本記事をきっかけに、今後積極的にグリシンを摂取してみてください。
そんなグリシンですが、弊社が提供する「Kohana(コハナ) オールインワンジェルクリーム」にも含まれています。
グリシンには、保湿や抗酸化物質などが備わっていました。
しかし、弊社製品にはグリシン以外にも、保湿効果や抗酸化作用を持つ成分が配合されています。
例えば、保湿ならプロパンジオールやグリセリン、抗酸化作用ならホホバオイルやグレープフルーツ果皮油が挙げられます。
詳しくは下記ページにまとめていますので、弊社製品に興味のある人は一度ご覧になってみてください。
▶ 製品案内ページ