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こんにちは。化粧品ブランド Kohana(コハナ)の代表責任者である森屋です。
化粧品の成分表などを通じて、アラニンを目にする人は多いのではないでしょうか。
しかし、アラニンと言われても、「アラニンって何?」という人がほとんどでしょう。
成分には様々な種類が存在し、成分ごとに役割が異なります。
アラニンは、肌にどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか?
そこで本記事では、アラニンについて詳しくまとめました。
概要から効果、安全性・副作用、摂取方法まで迫ります!
アラニンとはどんな成分?
アラニンとは、肝機能を保護したりアルコールの分解を促したりする成分で、アミノ酸の一種でもあります。
アミノ酸は、筋肉や内臓の材料となるたんぱく質の元としても有名です。
また、アミノ酸には、体内で合成できる非必須アミノ酸と体内で合成できない必須アミノ酸とありますが、アラニンは非必須アミノ酸に当たります。
アラニンの歴史
アラニンは、1850年に化学合成で見つけられたのが始まりで、1875年には絹糸の加水分解物から得られています。
また、1969年にオーストラリアのシャイア・オブ・マーチソンに落ちた隕石からも微量のアラニンが検出されました。
この事からアラニンは、宇宙にも存在する成分として注目を集めています。
アラニンには複数の種類存在する?
アラニンは「αアラニン」や「βアラニン」など、複数の種類に細分化できます。
αやβなんて言われると少し混乱してしまうかもしれませんが、化粧品に含まれるアラニンは一般的にαです。
アラニンがもたらす3つの効果
アラニンの具体的な効果を見てまいりましょう。
3つの効果をまとめました。
乾燥を防止!保湿効果
アラニンは、天然保湿成分(NMF)の役割を持ちます。
天然保湿成分とは、吸湿性・保湿性に優れており、角質層の水分を保持させる役割を持つ成分です。
元々は人間の肌に存在する保湿成分でもあります。約40%がアミノ酸で構成されており、別名天然保湿因子とも言います。
人間の肌は、表面から「表皮→真皮→皮下組織」とあり、一番表面の表皮に角質層と呼ばれる部分が存在します。
角質層の厚さは0.01mmと非常に薄いですが、この部分に水分が保たれていないと肌は乾燥してしまいます。
これにより、紫外線の影響や外部からの刺激を受けやすくなり、乾燥肌を始めとする肌トラブルに繋がってしまうのです。
しかし、アラニン(天然保湿成分)によって水分が保持されれば、肌のバリア機能は強化されます。
スキンケアを行う際は、決まって「保湿をしましょう」と言いますが、保湿はスキンケアの基礎中の基礎です。
アラニンは、そんな基礎をサポートしてくれる重要な成分と言えます。
肝機能のサポート
アラニンは、肝機能をサポートする役割があります。
例えば、肝臓で解毒作用のある成分を処理しきれなかった場合、肌から排出しようとします。
しかし、その際に毛穴の皮脂腺に詰まると、炎症が起きてニキビを引き起こしやすくなります。
他にも肝機能が低下すると、メラニンを抑制する「グルタチオン」という成分が不足します。
メラニンといえば、シミの元となる成分で有名です。
そのため、メラニンを抑制できなくなると、シミができやすくなることを意味します。
これらは一例に過ぎず、肝機能の低下は他にもくすみやたるみに繋がることもあります。
そのため、肝機能をサポートする役割は、肌荒れ対策に不可欠なのです。
運動の持続時間を延ばす
アラニンは、グルコースというブドウ糖を生成する際に利用されます。
人は運動するとき、グルコース(ブドウ糖)を分解してエネルギーを使います。
車で例えるなら、ガソリンのようなイメージですね。
ガソリンの量が多いほど車が走れるように、グルコースが多いほど長時間の運動ができます。
つまり、アラニンの摂取量が多いほど、結果的に運動の持続時間を延ばすことに繋がるわけです。
運動は血流をよくしたり、発汗作用による毛穴に詰まった皮脂を排出したりする効果があります。
間接的ではありますが、肌荒れ対策にもなるので、運動の持続時間が延びることも抑えておきたいポイントです。
アラニンの副作用・安全性は?
アラニンは、これまで50年以上使用されてきましたが、これといった大きな副作用は発表されていません。
その証拠として、安全性の基準を満たした成分のみが収載される「医薬品添加物規格2018」や「医薬部外品原料規格2021」に収載されています。
そのため、安全性においては心配ないでしょう。
ただ、どんな成分でも絶対というのはありません。
過剰に摂取したり肌に合わなかったりすると、かゆみや赤み、その他何かしらの反応が起きる可能性があります。
どうしても心配な人は、事前にパッチテストを行っておきましょう。
アラニンを含む食材
アラニンは、以下の食材に多く含まれています。
・豚肉のゼラチン
・若鶏の胸肉
・豚肉ロース
・豚レバー
・鶏レバー
・いわし
・さば
・かつお
・貝類(牡蠣やあさり、しじみ、はまぐりなど)
化粧品だけではなく、上記の食材と併せて摂取すれば、より高い効果に期待できるでしょう。
アラニンを摂取するなら「Kohana(コハナ) オールインワンジェルクリーム」
アラニンは天然の保湿成分や肝機能の向上、運動の持続時間を延ばすなど、肌に直接サポートするものから間接的にサポートするものまで様々です。
いずれの効果も肌トラブルの対策に役立つので、今後積極的に摂取していくとよいでしょう。
本記事で解説したアラニンですが、弊社の製品「Kohana(コハナ) オールインワンジェルクリーム」にも配合されております。
Kohana(コハナ) オールインワンジェルクリームは、高級美容成分を35種類も配合したオールインワンジェルクリームです。
アラニン以外にも、グリセリンやベタインなどの保湿成分、老化対策に有効なシアバターやオタネニンジン根エキスなど、豊富に含まれています。
製品の詳細は下記ページに書いてありますので、よろしければ一度ご覧になってみてください。
▶ 製品案内ページ