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こんにちは。化粧品ブランド Kohana(コハナ)の代表責任者である森屋です。
化粧品の成分一覧に「プロパンジオール」と書かれているものの、どのような成分か詳しくない人も多いのではないでしょうか?
風の噂では、危険な成分だと言われていることも・・。
そのため、プロパンジオールと書かれていると、少し不安に感じてしまいますよね。
そこで当ページでは、プロパンジオールについて解説していきます。
概要から効果、安全性まで分かりやすくまとめました。
プロパンジオールとは?
プロパンジオールとは、トウモロコシなどの植物デンプンを発酵させて作る植物由来のグリコールです。
グリコールとはアルコールの一種で、別名ジオールとも言います。
主に化粧水や乳液、クレンジング、シャンプー、溶剤などで使われます。
プロパンジオールには、「1.1-プロパンジオール」「1.2-プロパンジオール」「1.3-プロパンジオール」と3種類ありますが、化粧品で使用されるのは1.2と1.3です。
また、1.2は正確に言うと「プロピレングリコール(PG)」という名称で使われています。
ある意味別の成分と言えるでしょう。
したがって、今回お話するプロパンジオールは原則1.3を指します。
プロパンジオールの効果まとめ
プロパンジオールは、具体的にどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか?
4つの効果をまとめました。
効果①:高い保湿力
プロパンジオールは、高い保湿力を誇ります。
肌のバリア機能を強化したり、ターンオーバーの周期を改善したりする上で役に立つでしょう。
※保湿については、下記のページに詳しくまとめています。よろしければ一度ご覧になってみてください。
▶ 保湿をしないとどうなる?その重要性と正しいやり方を解説します!
効果②:抗菌・防腐効果
プロパンジオールは、黄色ブドウ球菌や緑膿菌、大腸菌など、病原体の増殖を抑える効果があります。
これにより、抗菌・防腐効果が高まります。
効果③:髪質も向上
プロパンジオールの保湿力は、肌だけでなく頭皮にも良いとされています。
実際、シャンプーにも含まれていることが多いです。
また、プロパンジオールはアルコールの一種なので、血行を促進させる効果もあります。
血行が促進することで頭全体に栄養が行き渡りやすくなり、フケやかゆみ、抜け毛などの対策に繋がります。
頭皮の調子がいいと感じた場合は、プロパンジオールのおかげかもしれません。
効果④:溶剤
溶剤とは、美容成分や有効成分を溶かす液体のことです。
プロパンジオールを溶剤として使うことで、他の成分と相乗効果を発揮し、保湿力を上げたり防腐剤の量を減らしたりできます。
代表例として、グリセリンとの組み合わせです。
グリセリンは保湿効果があることで有名ですが、プロパンジオールと合わせることで、より高い保湿力を実現します。
プロパンジオールが危険と言われる理由
このように、プロパンジオールには様々な美容効果が含まれていることが分かりました。
しかし、一方で危険という噂も後を絶ちません。
実際、本当に危険なのでしょうか?
こちらでは、プロパンジオールが危険と言われる理由をまとめました。
石油成分が由来?
概要でお話した「1.2-プロパンジオール」ことプロピレングリコールは、石油を原料としています。
名称が似ているためか、今回のテーマである「1.3-プロパンジオール」も、石油成分が由来だと勘違いされやすいです。
しかし、プロパンジオールは植物由来の成分であって、石油とは関係ありません。
ただ、石油というイメージから、危険と認識してしまう人は少なくないようです。
製造元の会社は兵器産業で有名な「デュポン」
プロパンジオールは、バイオ発酵法と呼ばれるやり方で製造を行います。
そして、このやり方で製造を行っている会社の1つがデュポンです。
デュポンは1802年にアメリカで設立された化学会社で、化学メーカーの規模としてはアメリカ内で2位を誇ります。
日本にも事業を展開しており、年々規模は拡大しています。
しかし、デュポンは火薬やダイナマイトの製造にも携わっており、さらには日本を恐怖に陥れた原爆の製造にも関わったことがあります。
会社名だけを聞くと、危険なイメージを抱いてしまうのかもしれません。
ただ、あくまでも同じ会社が製造に取り組んでいるだけで、プロパンジオールが火薬製品などと直接関係があるわけではないのでご安心ください。
副作用あり?プロパンジオールの安全性は?
危険の噂もあるプロパンジオールですが、結局は噂の範囲に過ぎません。
なぜなら、プロパンジオールそのものは安全な成分だからです。
プロパンジオールは、過去に安全性をチェックする試験が行われ、安全性を認められています。
実際多くの化粧品やシャンプーに含まれています。
本当に危険な成分なら、そんなホイホイと入れることはできません。
したがって、安全性は高いと判断でき、副作用が起きることも早々にないでしょう。
ただ、成分である以上、人によってはかゆみなどのアレルギー症状を起こすことがあります。
心配な人は、事前にパッチテストを行っておきましょう。
プロパンジオールを摂取するなら「Kohana(コハナ) オールインワンジェルクリーム」
プロパンジオールは、製造元の会社やプロピレングリコールなどの理由から危険という噂もありました。
しかし、実際は高い保湿力に抗菌効果、髪質の向上など、メリットだらけの成分です。
恐らくあなたが抱えている肌や頭皮のトラブルに対しても、心強い味方となってくれるでしょう。
そんなプロパンジオールですが、弊社が提供する「Kohana(コハナ) オールインワンジェルクリーム」にも含まれています。
Kohana(コハナ) オールインワンジェルクリームは、高濃度の高級美容保湿成分を35種類も配合したオールインワンジェルクリームです。
35種類の中にはプロパンジオールを始め、プロパンジオールと相性の良いグリセリンも入っています。
そのため、強力な保湿効果に期待が持てます。
また、保湿以外にも肌に良質な成分が多数含まれています。
詳しくは下記のページにまとめてありますので、弊社製品にご興味のある人は一度ご覧になってみてください。
▶ 製品案内ページ