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こんにちは。化粧品ブランド Kohana(コハナ)の代表責任者である森屋です。
化粧品の成分一覧やコスメ雑誌など、何かをきっかけにソルビトールを知った人も多いのではないでしょうか。
ただ、ソルビトールの名前を聞いたことがあっても、どういう成分かまでは知らない人もいるでしょう。
ソルビトールは、美容に効果があるのか?また、風の噂では危険な副作用もあるとかないとか・・。
そこで本記事では、ソルビトールについてまとめました。
概要から効果、副作用まで分かりやすく解説します。
ソルビトールとは?
ソルビトールとは、単糖の1種であるグルコース(ブドウ糖)を還元することで得られる糖アルコールです。
別名「ソルビット」あるいは「グルシット」とも言います。
約100年前にナナカマドというバラ科の植物から発見されたのを機に、動植物界に広く存在する糖アルコールとして認知されました。
天然の甘味料でもあり、海藻類や柑橘類、バラ科の果物(リンゴやプラムなど)に含まれています。
化粧品を始め、食品や飲料の添加物、医薬品など、幅広い用途で使用されます。
また、世界で最も使われている糖アルコールでもあり、甘味度は砂糖の約60%です。
ソルビトールが肌にもたらす効果とは?
幅広い用途を持つソルビトールですが、肌には保湿効果を発揮します。
保湿とは、角質層と呼ばれる部分に水分を与え、潤いやバリア機能をもたらせることです。
バリア機能が強化されることで、ターンオーバーの正常化や乾燥肌の防止、ニキビ予防など、様々なメリットがあります。
逆に保湿がきちんと行われていないと、ターンオーバーの乱れや乾燥肌の悪化に繋がります。
つまり、スキンケアにおいて保湿は必要不可欠です。
ソルビトールは、スキンケアに不可欠な保湿をサポートしてくれます。
ソルビトールの保湿力
保湿性のある成分はソルビトール以外にも、複数あります。
例えば、グリセリンやプロピレングリコール、ブチレングリコールなどですね。
その中でソルビトールは、プロピレングリコールとグリセリンに次ぐ吸湿性を誇ることが大手化粧品メーカー「資生堂」に発表されています。
参照元:添加剤基礎講座
吸湿性とは、物質が大気の中から湿気を吸い込む性質のことです。
簡単に言うなら、吸湿性が高いほど保湿効果が発揮されやすいことを意味します。
プロピレングリコールとグリセリンはいずれも吸湿性が高く、これらに次ぐソルビトールにも言えます。
そのため、保湿力に大きな期待が持てるでしょう。
肌以外にも!ソルビトールの効果
先ほども解説しましたが、ソルビトールは肌以外にも色々な用途で使われます。
本段落では、具体例を4つまとめました。
甘味料
ソルビトールの甘味度は、砂糖の約60%と低いので、ダイエット食品や低カロリー食品の甘味料で使われています。
ただ、甘味が薄いため、甘さを求める人には少々物足りないかもしれません。
他にも、分子が小さく浸透しやすいことから、煮物や漬物に使われることも多いです。
また、ソルビトールは水に溶解する際に吸熱反応といって、熱を吸収する効果があります。
熱が吸収されることで、口の中に入れたときにひんやりとした感覚を味わうことができます。
飴やガムで味わえるひんやり感は、ソルビトールが関係しているわけです。
医薬品
ソルビトールは、私達の生活で必需となる医薬品にも含まれています。
歯磨き粉やうがい薬、下剤、洗口液など、幅広いです。
固形石鹸を透明化
固形石鹸にソルビトールを加えることで、石鹸の結晶化を抑えられます。
結晶化によって成分の濁りが無くなり、石鹸を透明化できます。
透明石鹸は皮脂を取りすぎないことで知られており、肌に優しいです。
燃料
ソルビトールは、なんと燃料でも活躍しています。
硝酸カリウムと混合することで、模型ロケットの燃料に使われます。
副作用あり?ソルビトールの安全性を解説
ソルビトールは毒性や刺激がなく、安全性が高い成分です。
医薬品の有効性と安全性の基準を満たした商品が記載されることで有名な「医薬部外品原料規格2006」にも収載されています。
医薬部外品原料規格2006は、厚生労働省の審査をクリアしたことを証明するものでもあります。
また、ラットを使った動物臨床実験でも、発がん性は認められていません。
実際、化粧品以外にも様々な用途で使われているので、安全性においては信用できるでしょう。
副作用の事例あり?
ネットを調べていると、「ソルビトールを摂取して亡くなった」という声がチラホラ挙がっています。
そう言われるのは、2012年3月24日にイタリアで死亡した女性のニュースが大きく関係しています。
女性はオークションサイトでソルビトールを入手し、大量摂取したことで亡くなられたと報道されました。
しかし、ソルビトールで亡くなったのは後に誤報だと判明。
女性が大量摂取していたのはソルビトールではなく、亜硝酸ナトリウムと呼ばれる成分の過剰摂取だったのです。
誤報ではあったものの、最初の報道が大きかったのか、時々悪い噂が流れているようです。
ソルビトールを摂取するときの注意点
基本的に安全なソルビトールではありますが、糖アルコールの一種なので過剰摂取は控えるべきでしょう。
中でも糖尿病や血糖値の高い人は、要注意です。
しかし、成分の過剰摂取は、ソルビトールに限った話ではありません。
代表例を挙げるなら、コーヒーに含まれているカフェインでしょうか。
カフェインは、眠気覚ましや集中力向上などのメリットがあります。
しかし、摂取しすぎると胃液の分泌を促してしまい、胃もたれの原因となりかねません。
このように、良いと見せかけて思わぬ罠が潜んでいます。
結局のところ、バランスが大事です。
ソルビトールを摂取するときも、各商品の適量を守るようにしましょう。
ソルビトールを配合!「Kohana(コハナ) オールインワンジェルクリーム」
ソルビトールは食品や飲料、医薬品など、様々なものに含まれているため、身近に摂取できる成分です。
しかし、美容効果を受ける場合は、化粧品から摂取する必要があります。
ソルビトールは色々な化粧品に含まれているので、機会があれば一度探してみてください。
それか中々見つからない場合は、弊社が提供する「Kohana(コハナ) オールインワンジェルクリーム」を使用するのも1つの選択肢です。
Kohana(コハナ) オールインワンジェルクリームには、ソルビトールを始め、プロパンジオールやグリセリン、グリシンなどの保湿成分が含まれています。
これらが混ざり合うことで、強力な保湿効果に期待できます。
その他、肌に良質な成分が含まれているので、あなたが抱えている肌の悩みの解決に役立つかもしれません。
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